けんちん汁と豚汁の違いを簡単解説! 腑に落ちること間違いなし! | メモランダム

けんちん汁と豚汁の違いを簡単解説! 腑に落ちること間違いなし!

ちょっと寒くなったり、暖かくなったりと季節の変わり目には温かい汁物があると体に嬉しいですよね。

ところで、けんちん汁と豚汁の違いはご存知でしょうか?
似ていますが雰囲気でなんとなく違いはわかるものの確かなこととなると難しいです。

なので、今回は「けんちん汁と豚汁」の違いを簡単にわかりやすく紹介します!

  • けんちん汁と豚汁の違いをズバリ!
  • 本場の味を食べに行こう!
  • 吉野家の「けんちん汁」と「とん汁」の違いとは?

などもまとめているので、腑に落ちること間違いなし!


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けんちん汁と豚汁の違いをズバリ!

本来のけんちん汁と豚汁を比較すると全然違うものなのです!

けんちん汁
豚汁
油で炒める
×
お肉を使う
×
味付け
醤油
味噌

似て非なるものだということがわかりますよね。
実際に作り方を見るとけんちん汁と豚汁の違いがよくわかります。

動画で違いがよくわかる!

● けんちん汁の作り方

元々、けんちん汁は精進料理のため、だしも昆布としいたけから取り、豚肉なども加えません。

豆腐をちぎって入れていましたが、元々は小坊主が豆腐を床に落としてしまったことから、崩れた豆腐と野菜の切れ端を使って煮込料理を作ったことが、けんちん汁の由来とも言われています。

● 豚汁の作り方

豚汁が作られるようになったのは、おそらく明治以降ではないかと考えられています。
日本では飛鳥時代に時の朝廷から「肉食禁止令」が発布され、獣肉を食べると言うことは日常的なものではありませんでした。

「ぶたじる?」それとも「とんじる?」

外国の文化を取り入れやすかった地域では「とんかつ」のイメージから「とんじる」と呼ばれ、京都や奈良などの文化を厳粛に考える地域では「ぶたじる」と呼ばれる傾向にあります。


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本場の味! 建長寺のけんちん汁が食べたい!

建長寺の開山蘭渓道隆が野菜の皮やヘタを無駄にしないようにと発案した「建長汁」が訛って「けんちん汁」と呼ばれるようになったと言われています。

さて、建長寺名物の「けんちん汁」をどこかで食べることが出来ないかなと思い調べてました!

建長寺では毎年恒例の宝物風入展が11月1日~3日に行われます。
この期間にけんちん汁の販売が試験的に行われています!

数量限定でのご用意となるそうですが、是非この機会に味わってみたいですね。

また、建長寺周辺でも「鎌倉五山 本店」「鎌倉五山 別館」などでも本場の雰囲気を味わう事ができます。

吉野家の「けんちん汁」と「とん汁」に違いはあるの?

わりと身近な場所で「けんちん汁」「豚汁」が食べられるところと言えば「吉野家」です!
肉が入って値段が高いだけで、本当に違いがあるの? 早速調べて来ました!

まず、調理法なのですが両方とも工場で調理したものを1食ずつパックに詰め、店舗で湯煎または、レンジで加熱し、提供されます。

油で炒めているかの違いはよくわかりません……。
けんちん汁のおつゆが澄んでいるのと、牛丼も一緒に食べることが多いので油感を判断するのが難しいです……。

けんちん汁
とん汁
価格
130円
160円
味付け
醤油
味噌
具材 大根、人参、里芋、ごぼう、油揚げ、こんにゃく等 豚肉、人参、大根、里芋、ごぼう等

(2015/7)

味付けの違いはしっかりとあります! けんちん汁は具だくさんのヘルシーな商品としてアピールしているようです。

一度、食べ比べてみてはいかがでしょうか?

まとめ

けんちん汁と豚汁の違いについて調べて来ましたが、最近ではあまり差を考えないことがほとんどです。
食文化は時代とともに変化していくものでもあるのと、地域によっても考え方が違います。
具材や味付けに関しては、地域差が顕著にでます。

これを入れないと「けんちん汁」ではない! ってこともないので、結局のところ家庭の味に左右されるところです。

だからこそ、違いを考えて作り替えると料理の幅や面白みがグッと広がると思います! 一度お試しあれ!


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