ハロウィンの由来を子供向けにわかりやすく伝える5つのポイント!
オレンジと黒の彩り、コミカルなオバケかぼちゃ、かわいいお菓子。
10月になると、いつの間にかこういった街並みに景色が変わるこの頃。
ハロウィンは子どもたちがとっても楽しみにしているイベントですよね!
『仮装してお菓子を貰うイベント!』
こんなイメージですが実際のところ私たちの子供のころには、ほとんど定着していなかったせいか
はっきりしたことはわからないのが正直なところ。
でも、子どもたちにはしっかりとハロウィンの由来を伝えてあげたいですよね!
子供に魅力的なハロウィンのお話をするにはまず、自分がハロウィンを理解することが欠かせません!
大人の目線でしっかりと学び、ハロウィンを通して子供に何を伝えていのかを考えて
それを子供向けに簡単に話してあげれば、子供たちにわかりやすく伝わると思います。
そこで、今回は
- まず大人向けにハロウィンの由来を詳しく
- それを子供向けにわかりやすく伝えるためのポイントを
この流れで紹介していきたいと思います。
さらに、子供たちにハロウィンをわかりやすく伝えられる絵本も紹介します!
ハロウィンの由来とは?
ハロウィンとは、毎年10月31日に行われる催しで、古代ケルト人の秋の収穫感謝祭に起源があるといわれています。
秋の収穫を祝い、悪霊を追い払う祭りとされています。
古代ケルト時代、11月1日は万聖節といって、すべてのキリストの神様にお祈りすると同時に死者にも祈りをささげるという日でした。
季節の変わり目は神様がでかけていなくなり、「闇の季節」と呼ばれ「この世」と「あの世」をつなぐ門が開くため、悪魔や先祖の霊が現世に帰ってきます。
そのため、悪魔を寄せ付けないために、悪魔に自分を似せた格好をしたというのが仮装の始まりだそうです。
また、死者の霊が自分の家に帰ると考えられ、家族はそれぞれ訪ねてくる霊のために食事や飲み物を贈り、霊をなだめて災いを防ごうとしました。
今ではこれがお菓子に変化していきました。
発祥地とされるアイルランドでは、仮装やパーティといった明るいイメージというよりか、もう少し暗いイメージです。
悪魔に連れ去られないための儀式としての厳格さが今でも残っています。
収穫祭と死者の霊が訪ねてくるというのが、なかなか頭の中で結びつかないかと思いますが、これは古代ケルト民族の時代から現代に至るまでの間に、さまざまな民族や宗教と文化が組み合わさったためです。
もとをだどると、日本に定着しつつある『仮装してお菓子をもらうイベント』という、ハロウィンのイメージとはニュアンスが違います。
子供向けにわかりやすく伝えるための5つのポイント
ハロウィンの由来は大人でも少し理解するのが難しいところがあります。
ハロウィンの由来を子供にわかりやすく伝えるためには、ハロウィンを通して大人が子供に何を伝えられるのかを考える必要がありそうです。
もともとのハロウィンの由来を噛み砕いた、子供に伝えたい5つのポイントにまとめてみました。
1.食べ物に感謝しよう!
ハロウィンには収穫祭という意味合いがあります。
直接、日本の収穫祭とつながるかというと少し疑問がありますが、子供がいただいてきたお菓子を食べるときに一言、食べ物に感謝することを伝えてみてはいかがでしょうか?
同時に、お菓子をいただいた相手にも「ありがとう」と心から言えると見てる方も、聞いているほうも何だか嬉しいですよね。
2.慈しみの心を! 先祖を大事に思う!
ハロウィンには先祖の霊がお家に帰ってくるという由来があります。
10月31日となるとお盆も過ぎて、日本人としてはまたやるのかと思うかもしれませんが日頃から先祖のみならず家族や親族、友達など自分の周りにいる人に対して慈愛の心を持つことは尊いことだと思います。
これは大人でも中々難しいことですが、小さいうちからそっと伝えておくと自然と身につくかもしれませんよね。
3.悪や災いから見を守ろう!
ハロウィンは悪霊を追い払うためという由来もあります。
そのためオバケなどの仮装をするわけですが、悪霊が実際にいるのかはわかりません。
だからと言って
いい子にしていない悪いオバケにイタズラされる!
天国にも地獄にもいけなくなる!
なんて具合に恐怖で子供をしつけるのも好ましくないですよね。
なので、もしも悪となるもや災いと遭遇した場合にどうのように対処するべきか、あるいは事前に防ぐ方法はないのか? そもそも悪とは何なのか?
こういった視点から子供に伝えてみるのはいかがでしょうか?
具体的に言うと「夜に勝手に外へ出ていかない」とか「知らない人についていかない」こういうところを改めて伝えるきっかけになるかもしれませんね。
4.自分とは考え方の違う人もいる!
ハロウィンの由来をわかりづらくしているところとして、宗教や外国の文化の違いがあると思います。
ハロウィン自体も様々な宗教や文化が混ざり合った結果として現在のようなかたちになりました。
今から宗教や外国の文化を勉強して子供にわかりやすく伝えるのは大変だと思うので、もう少し噛み砕いてみます。
いろいろな価値観が混ざりあったということなので、子供に対して自分だけの考えを人に押し通すだけではなく、周りの人の考えにも耳を傾けることも大事なことがあることを伝えてみてはいかがでしょうか?
5.ハロウィンを楽しもう!
せっかくのハロウィンです! この先、クリスマスと並ぶのではないかと言われているイベントになりつつあるので楽しみましょう!
ひとりではなく誰かと楽しみを共有したり、協調性を高めたりするチャンスです。
仮装することで違う自分を演じることもできるので自分自身や相手の気が付かなかった一面が発見できるかもしれません。
ハロウィンをわかりやすく教えてくれる絵本
ちびっこ魔女のビビがおばあちゃんにハロウィンについて教えてもらう物語です。
ハロウィンの歴史から、ジャックオーランタンの作り方やかぼちゃのタルトの作り方まで、知識だけでなく実用的な面もあります。 絵も可愛いのでオバケや怖いものが苦手なお子さんでも楽しめる内容だと思います。 |
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こわがりのレイはハロウィンが憂鬱。 そんな彼の元にこわがりなおばけシェイクが迷いこんでしまいます。 お話を読むと自分までハロウィンの準備をしたくなる! そんな作品です。 こちらも由来がわかりやすく実用的な面があります。豆知識も広がります。 |
まとめ
ハロウィン翌日のニュースでは前日に盛り上がったあとのゴミに泣く街並みが昨今では問題として取り上げられたりしています。
確かに楽しいイベントではありますが一歩間違うと、子供がこういう社会で生活をしていくことにつながります。
『仮装してお菓子を貰えるイベント』
私たちはなんとなく子供にこういう伝え方をしてしまいがちです。
「トリック・オア・トリート! お菓子をくれなきゃイタズラしちゃうぞ!」
この可愛げのある言葉の裏には少しトゲがありませんか?
この2点だけしか子供に伝えないとすると「仮装したらお菓子が貰えるのだ」とインプットさせてしまう恐れがあります。
極端ではありますが、これだと強盗と変わりませんよね……。
こうしたら、自分の欲しいものが貰える!
一方的に条件をつきだして、自分に有利な攻撃をすればいい!
イベントであれば羽目を外して周りのことを考えない!
こういうふうな考え方だと、なんだか寂しいですよね。
ハロウィンの由来を子供に伝えることを考える上では、ハロウィンから子供に何を伝えたいのかということだと思います。
言葉で伝えるのが難しいようであれば、絵本を読み聞かせるてみてはいかがでしょうか?
絵本は子供にわかりやすいように作られているので一緒に楽しめると思いますよ。
ハロウィン関連の絵本やDVDの特設がくまれているかもしれないので、街なかを散策してみるのもいいかもしれませんね。
最後に1つ注意点をお伝えします。
子供にイタズラされないようにお菓子の準備をしておきましょう!
では、楽しいハロウィンをお過ごしくださいませ。
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